○ 締め切りを守るというのも大変ではないでしょうか。 荒木さん 連載を持つ漫画家というと,寝られない,お風呂に入れないというようなイメージがあるかもしれませんが,僕は若い頃から規則正しく生活しています。徹夜をするようなこともまずないですね。締切を破ったことも一度もありません。 ○ 今までずっと締切を厳守されているというのはすごいですね。 荒木さん 僕は次の締切ではなく,次の次の締切まで考えて作品を描いています。ダヴィンチが生涯をかけてモナリザを描き続けたように,絵は無限に手を加えて描けるので,終わりどころは自分で決めることになります。連載の場合には,次々回の締切のことを考えて,手を加えるのはここまでにしようと決めるわけです。