自分ですべてを用意するとしたらどうでしょう。例えば手元にあるペン一つをとってみます。 白い半透明のプラスチックス筺体一つにも遠大なプロセスがあります。 石油を掘削して、それを精製して輸入して。素材メーカーでそれぞれの原料段階にまで加工して運搬して。整形プロセスでも着色料を入れて、酸化で劣化することへの耐性の薬品を入れて。人が触った時にしっとりと感じるような形を選んで。静電気防止など途中の加工プロセスを最適化するような薬品も入っています。 もちろん、どのような形にするかのデザインもあり、さらに加工プロセスには金型あり、それを動かす電気もあり。膨大な人手がかかっています。 筺体一つとってもそう。インク、ペン先、バネ機構、グリップのゴム。 それぞれの裏側に遠大な人の苦労の蓄積があります。さらには、これが、適切なプロモーションと流通とを伝わって手元にある。 ある意味奇跡。とうてい自分一人では創れない世界ですね。
これが100円程度のお金で手にできるのです。すごいことだと思いませんか。 これが「自分の代わりに面倒なことをしてもらう」という代償なのです。 逆に言うと、「お金がもらえる」というのは、人が面倒なことを代わりにやるという行為から発生するということですね。故に仕事がある。